簡単 茶碗蒸しの素
父は若い時から料理が得意で、私が幼い頃から美味しいものをよく作ってくれました。仕事柄出張が多く、接待などで外食も多かったのに、時間を見つけては家族に御馳走を作ってくれたのです。母に言わせると、これは趣味ではなく生き甲斐なのだそうです。
きっと父は、自分が食べた美味しい物を家族にも食べさせたい、という思いがとても強い人だったのだと思います。
ステーキにハンバーグ、すき焼きは、どこのお店で食べるよりずっと美味しかったです。松茸の土瓶蒸しやかつおのタタキも父の料理で初めて食べました。
そんな父が唯一苦手だったのが茶碗蒸しでした。凝り性でふた付きの立派な食器を揃えていたのに、毎回、ちょっと「す」が入っただの、ゆるいだの言っていて満足する作品は出来なかったようです。私には十分美味しかったですが…。
父でさえ苦手な茶碗蒸しを家で作るという発想は私にはなく、デパ地下やスーパーで買っていたのですが、ある時、美味しそうな茶碗蒸しの素を見つけました。
気仙沼産のふかひれ使用の茶碗蒸しの素が3袋送料込で1200円はお安いし、これなら出来るかも…と購入してみました。作り方は簡単です。卵2個をよく溶きほぐし、茶碗蒸しの素をよく混ぜ合わせて器に4等分してラップして10分間蒸すだけです。
電子レンジだと500Wで1個は1分半、4個なら5分が目安だそうです。蒸す前に、器に分けた後でカニカマや海老、三つ葉等をトッピングすると綺麗で手作り感がアップします。生の海老を入れた時は蒸し時間を少し長くしています。
ふた付きの食器より、ラップでふたをした方が熱が均等に通るそうです。
私でも簡単に作れる、茶碗蒸しの素、おススメです。
価格:1,200円 |