老後の資金
金融庁の報告書で「老後には夫婦で2000万円が必要」と発表されて騒ぎになったことは記憶に新しいですね。私も、自分にはまだ先の話だと他人事に感じていた「老後の資金」問題を突き付けられて大いに焦ったものです。
そんな中、タイトルに惹かれて購入したのが、2015年に刊行された板垣美雨さんのベストセラー小説「老後の資金がありません」です。
老後は安泰だった筈の普通の主婦が、娘の派手な結婚式や舅の葬式費用等でみるみる資金が激減した上に夫婦そろって職を失い、独りになった姑と暮らす中、様々な問題に遭遇し奮闘するお話です。
コメディタッチで笑えるのに、思わぬ展開にハラハラドキドキし、そして深い感動というか感慨。読み終えて思ったのは「心配しなくても、考え方次第で何とでもなるんじゃない」という事でした。
何だかとても気持ちがラクになった感じです。
登場人物も皆一癖も二癖もあるけど憎めない人ばかり。とにかく楽しめます。
天海祐希さんが19年ぶりの主演で映画化されるのでも話題ですね。
映画もすごく楽しみです。
価格:704円 |