るりぼんの凡汎日記

るりぼんの凡凡日記

おススメの美味しいと思ったもの、良いと思ったものを勝手に紹介するブログ

謎だらけの文化祭

今週のお題「お気に入りのTシャツ」

 

二才違いの兄がいるので、妹である娘は女の子なのに兄のお下がりを着せられる事が多く、小さい頃はよく男の子と間違えられていました。

スカートを履いている時でさえ「ボクは何歳?」などと声をかけられていたので、服装だけが原因ではなかったのかもしれませんが。

 

息子の中学校は男子校だったので、初めての文化祭には娘にも少しおめかしをさせて一緒に行ってきました。

お化け屋敷では、おどかしてくる暑苦しい男子に、サービスでキャーキャー言っている私の横で涼しい顔をしていたり、科学の実験や折り紙の作品に一々感嘆の声をあげる私とは正反対の冷めた態度に、楽しんでないのかな…と心配になりました。

占いのコーナーは大人気で、女子学生達の長蛇の列でしたが、娘に楽しんでもらうために並ぶ事に…。母と子で並んでいるのは私達だけです。

やっと順番がまわってきて、相手が母親と子供とわかりガッカリしているお兄さん二人組の占いがはじまりました。あちこちで歓声が上がる中、お兄さん達のテンションも明らかに他のグループと違います。

「何か困っていることや聞きたいことはないですか?」と、問われたので娘に聞くと「何もない」と素っ気ない返事。

仕方ないので「この子、あんまり勉強が好きじゃないのですが大丈夫でしょうか?」と聞くと、女の子なのに本校を希望する受験生と勘違いされて「絶対大丈夫だから頑張れ‼」と二人から熱く励まされました。

「君なら絶対入れる‼」

笑いを必死にこらえる私の横で、娘は何故か今日初めての満面の笑顔です。

男の子に間違えられたことより、一応難関校とされている学校の受験生と間違えられた事がすごく嬉しかったみたい。

「頭が良さそうに見えたんだよね」と…。

ちなみにその日娘が着ていたのは、カラフルなミッキーマウスのTシャツでした。

ピンクと赤が目立つポップな柄はどう見ても女の子のものです。

ピンクのポシェットを肩からかけていたし、パンツではなく可愛いキュロットスカートを履いていたのに何故⁉

その日から、そのミッキーマウスのTシャツは娘の「お気に入り」になりました。