読書の感想と、ドラマの話
今週のお題「おうち時間2021」
ゴールデンウイークも後半、ちょこちょこと買い物に行く位で、家に引きこもっていますが、断捨離をはじめ、やろうとしている事の半分も終わっていません。
唯一終わったのが、加藤シゲアキさんの本をやっと読み終えたことと、録画していてほとんど見ていなかった今期のドラマを見終えたことです。まだ少し残っていますが、リアルタイムで見られるドラマがあるというのは、なんて清々しいのでしょう。
先ずは、加藤シゲアキさん作の「オルタネート」 の感想から。
さすが本屋大賞ノミネート作だけあって、読み応えのある大作でした。
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」を通じて、若者３人が悩んだり傷ついたりしながら「世界との距離」を掴んでいくという物語です。
3人の物語が描かれていますが、私は高校生の料理コンテストのお話が一番引き込まれました。「圧倒的な筆致」と評されている通り、加藤シゲアキさんの文章力に驚かされました。お料理の話も音楽の話も、知らないと書けないと思うので、加藤シゲアキさんはジャニーズのNEWSのメンバーとして活動しながら、料理や音楽の世界にも通じている人なのかもしれないと感心しました。きっと多才な人なのですね。
2012年に「ピンクとグレー」で作家デビューされてから、もう何冊も発表されているので、本物の作家さんなのだと思います。他の作品も読んでみたいと思いました。
難点を挙げるとしたら、登場人物の名前の漢字の読みが難しく、何度も前に戻り確認したり、難しい用語や例えが多くて、最初、私にはちょっと読みにくかったです。
米澤穂信さんのような、文学的だけど流れるように読みやすい美しい文章の方が好きだなあと思いました。
 |
価格:1,815円 |
次は、今期のテレビドラマについて
今期のドラマも、「イチケイのカラス」や「ドラゴン桜２」など、面白いものはいくつもありますが、録画を見終えて思ったのは、圧倒的に面白いのは「コントが始まる」でした。
菅田将暉さん、神木隆之介さん、仲野太賀さん、有村架純さん、皆さん1993年生まれで本当に芸達者揃いです。『俺の話は長い』の金子茂樹さんのオリジナル脚本で、有村架純さんの妹役で出演されている古川琴音さんも独特の雰囲気で素敵です。これだけ役者さんが揃い脚本が良ければ、面白くない訳がないですね。なんて贅沢なドラマでしょう。面白いのに泣ける、泣けるのに笑えて、深い余韻が残るドラマだと思いました。これからの展開が楽しみです♪
勝手な感想を、最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>
