年を取ったら見た目が大事
NHKBSプレミアムで毎週日曜日の午後10時から放送されているドラマ「すぐ死ぬんだから」が気になっています。
原作は内館牧子さんで、78歳の主人公を三田佳子さんが演じています。
若く見せる努力で老いを遠ざけて生きてきた忍(オシと読みます。苗字です)ハナが、幸せな老後を送ると思っていた矢先に思わぬ人生の転機により、いろいろあって再び歩き出す姿を描いています。
原作「すぐ死ぬんだから」を読んでいたので、ドラマには原作にない部分もありますが、三田佳子さんが老いに抗うハナを生き生きと演じていてすごく素敵です。
主人公の名前からして、忍(オシ)ハナ=押し花、で笑えますよね。
78歳でこんなにキレイで若くいられるなら、努力を惜しんではいけないという学びもあり、いくつになっても思わぬ落とし穴や裏切りに合うかもしれないという教訓もあり、原作もドラマも楽しめます。
内館牧子さんの原作のがあとがきの、<「どうせすぐ死ぬんだから」という免罪符は、不精者の「葵の御印籠」なのだということでもある。>
の言葉にドキッとしました。
高齢になればなるほど、免罪符のもとで自分に手をかけずに楽な方へ、楽な方へと生きる男女と、怠ることなく外見に手をかけている男女には、同年代とは思えぬほど、外見の若さ、美しさ、ハツラツぶりには差が出るそうです。
まだまだ先だと思っていた「老い」でしたが、外見を磨くことの大切さを初めて意識させられました。
スキンケアどころかハンドクリームさえ、手がベタベタするのが苦手でほとんど使ったことがない自分に反省です。
そういえば、まだ子供達が小さい頃に、ダイエットしてもなかなか減らない体重に頭にきて、太っていてもチャーミングな人になる! 宣言をしたことがありました。
テレビ画面に映る松坂慶子さんをさして、「この女優さん、太っていても可愛いでしょ。ダイエットはやめて松坂慶子さんみたいにチャーミングになることを目指すね」
と言うと、二人から言われたのは
「無理だよ、顔が違い過ぎる。痩せる方が早い」
でした。😢
見た目が大事です。痩せなきゃ……ですね。