十割そば
子供の頃は蕎麦が苦手でした。硬いしぽさぽさしていて汁も辛いと感じていたのです。蕎麦屋に入ってもうどんを頼んでいて、今思うとずいぶんもったいない事をしてきました。
いつからこんなに蕎麦が好きになったのか、と考えたら、やはりあの名店の「かんだやぶそば」との出合いだと思います。
まるで過去にタイムスリップしたような風情のある建物は大正12年に建てられたものだそうです。2013年2月の火事で半焼したのは本当に残念でしたが、翌年の秋には再開して、あの味も、あの時代劇に出てきそうな看板もそのままと聞き心から嬉しく思いました。
かんだやぶそばには、ざるそばやもりそばはなく「せいろうそば」なんです。驚いたことに、一緒に行った8人が全員「せいろうそば」と、天ぷらそば等の温かい蕎麦の両方を頼んでいたこと事です。これが江戸っ子の食べ方なのか！？とビックリしました。
お上品な量ですので、確かに二つぺろっといただけました。又、冷たいのと温かいのを両方いただくことで蕎麦の美味しさがより印象に残るのですね。蕎麦湯の美味しさに目覚めたのもこの時です。
この状況が落ち着いたら、かんだやぶそばに行きたいと思います。
家でも生蕎麦を買ってきて茹でたり、以前は大晦日に蕎麦屋さんに予約注文していた程家族も皆蕎麦好きですが、最近一番購入しているのはこちらです。蕎麦のルチンというポリフェノールの一種が血管を丈夫にして血液をサラサラにしてくれる効果があるそうですので、そば粉100％の十割そばは何と有難い存在かと…。3袋セットで郵便受けに配達されますが、折れていたことは一度もありません。
美味しいそば湯も楽しめる十割そば、おススメです。
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価格:1,000円 |
